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3面図をつくるときにコツってあるの?

前回取り上げたデフォルメイラストに関連して、今回は三面図の作り方をご紹介したいと思います。
昨今のスマホゲームでは、キャラクターが3Dになっている場合が多いですよね。
それにともなって、2Dのお仕事では「三面図」を制作する機会が増えています。
これは3Dモデルを作るための設計図ですので、絵の上手さどうこうよりも、正確さが重要になってきます。

正確な三面図を作るためにはどうすればいいのか、今回の記事を参考にして頂ければ幸いです。

「三面図」の基本は“正確さ”

前回のデフォルメキャラの3面図を作成してみました。
こちらを元に解説していきます。
3面図作成の基本は以下の通りです。

・パースは付けずに真正面からの構図で描く
・向きによって高さにズレが出ないようにする
・正確に左右対称にする
・元絵と印象が変わらないように注意する

これらは必ず守るようにしましょう。

「向きによって高さにズレが出ないようにする」ためには、このように等高線(画像の赤い直線)を引きます。
高さを合わせて、すべてのパーツの辻褄をあわせていきましょう。
根気のいる作業ですが、これがズレてしまっては3面図の意味がないので、正確に高さを測って形を割り出していきます。

絵を描くと言うより、“製図”の作業ですね。

また、正確に左右対称にする必要もありますので、基本的に、横半分を描いたら複製&左右反転しましょう。

横向きと背面は想像力で補完する

正面図ができたら、次は「横向き」と「背面」を描いていきましょう。
横向きを描くときには、後頭部など、元絵で見えていない部分を想像で補完する必要があります。
一例として、横顔の描き起こし方をご紹介します。

(1)元となる正面図です
(2)頭部の形を割り出します。大体赤線のような感じですね
(3)これを元に横顔を割り出します
(4)ここでは想像力の作業になります。「このキャラの頭部を横から見たらどんな形か」をイメージして頭部を形作ります
(5)頭部を元にパーツを付けていきます。ここは等高線による製図の作業です

このような流れで描いていくと、綺麗に横向きの図が描けます。

次に、背面の描き方です。
背面は実は簡単で、正面図を(2)のようにシルエットにして左右反転します。
さらに、それを元に背面を描けばOKです。

以上、3面図制作のコツのご紹介でした。

ここ数年で制作することが増えましたので、もし手掛ける機会があればぜひ参考にしてみてくださいね。

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