キャラクターの魅力を引き出す! 表情の作り方

推しが立て続けにイベントしてくれるおかげで財布が寒いマチ針です。
嬉しいんですけどね……。
ゲームを開けばいつでも推しが微笑んでくれて、幸せな気持ちになるのですが…ふと思ったんです。
キャラの表情ってかなり重要じゃないですか?
やっぱりキャラ性が出ますし、魅力的だからハマるんですよね。
そこで今回は、マチ針が仕事をする中で気が付いた、キャラの表情についてお話ししていきたいと思います。


イラストに妥協は許されない

私は普段、可愛い女の子とイケメンのイラストを担当しているんですが、クライアントからかなり細かい点まで指摘が入りますし、わたし自身も指摘をしたりします。
お仕事を始めた当初は、眉毛の長さと角度…? 白目の比率…? そんな細かいとこまで見るの…? 可愛い(かっこいい)からよくない…? と思っておりましたが…。
実際、ゲームをする人って、こちらが思っているよりイラストをじっくり観察しています。
特に女性向けのゲームは、イラストを引き延ばして細部までチェックしているイメージです。
ツイッターとか見てると、そこよく気がつくな~! すごい! と思うこともしばしば。
なので、だいたい良いだろうじゃダメなのです。
少しの妥協も許されない厳しい世界!!!
チェックポイントとしては、一言で表すと「仕様に沿っているかいないか」です。
ただ、どんなに細かく記載のある指示書でも、作家さんがあげてくれたデータを見ると「若干ニュアンスが違うな」と思うこともあります。
そこで、マチ針が考える、表情のチェックポイントをご紹介いたします。


表情は、3つのチェックポイントで見る!

表情って色々なパターンがありますよね。
笑顔、泣き顔、怒った顔、真面目な顔など…。
たくさん種類がありますが、例えば、笑顔ひとつとったとしても、

・儚げな笑顔

・優し気な笑顔

・狂気的な笑顔 

といったように様々なニュアンスの表情が作れると思います。
でも、これってけっこう抽象的な表現ですよね。
雰囲気で修正してもらってドンピシャな場合もありますが、具体性がないぶん、そうでないときもあります。
そこで、私が指示を出すときやチェックするときに注意しているのが、

①眉毛の位置

②瞼と瞳の動き

③口の開き具合

です!
サンバードのデザイナーにイケメンを描いてくれとお願いしたので、実際にどのように変化があるのか見てみましょう。


パーツを少し動かすとイケメンの表情が豊かに!

まず、真顔のイケメンで比較していきます。

①眉毛の位置
眉毛って位置を間違えると、キャラクター性そのものがブレてしまう要因になるのではないかと思います。
“どんな表情をしているのか”が顕著に表れるだけでなく、性格づけそのものにも影響してくるかなと思います。
たとえば…

左はキリっとした表情で、クールな雰囲気のイケメンです。
眉毛の位置を上に移動すると、少し雰囲気が柔らかくなったかなと思います。
変化しているのは眉毛だけですが、位置によってだいぶ違うと思います。
私にはスカしている感じに見えましたが。
個人的には目と眉毛の距離が近い男のほうが好きです。

②瞳と瞼の動き
今度は照れているイケメンで検証です。
①の内容を踏まえて眉毛に注意して描いてもらいました。

少し困ったように照れているイケメンですね。可愛い!
眉毛も少しハの字になっており、感情が表現されていると思います。
頬が染まっていれば割と「照れている」ということは伝わるのですが、
・瞼を少し下方向へ狭める(伏し目がちになるように)
・目線を下にする(この時瞳孔も真ん中に来るよう動かす)
という2点を修正してもらいましょう。

より、「照れてお前の顔が見えない…」感が出たと思いませんか!
細かいニュアンスを表現できたんじゃないでしょうか。
目は口ほどに物を言うということですね。

③口の開き具合
次は驚いているイケメンを見てみましょう。
①と②に注意してもらって制作してもらいました。

眉毛を上の位置に描画し、目を開き、瞳孔を小さくすることで、十分驚いていることが伝わると思います。
さらに表情を豊かにするために、口を少し開けてもらいましょう。

さらに驚いている感じが出ると思います。
また、口の開き具合も、間違えるとキャラ性が損なわれるので注意したいポイントですね。
クールな雰囲気なので、口を薄く開く程度にお願いしました。


マチ針的ポイントまとめ

結構、細かく見ていきましたがいかがだったでしょうか?
表情を作るにしても、細かく見ていくと奥が深いな…と思います。
実際もっとチェックすべき項目があるので、イケメンに育てる道のりは長いです…。
キャラの魅力を引き出すためのポイントをまとめるとこちら!


・通常より眉毛の動きを大きくする

→より何の表情をしているのか分かりやすくなる

・瞼と瞳に動きをつける

→細かいニュアンスの部分を反映できる

・口の開け具合

→表現したい感情をより強めてくれる


こんな感じですかね!
よりよい表情にするために、目・眉・口のレイヤーを分けて細かく調整し、自分にとってベストなお顔を発見してみるのも面白いかもしれません。

キャラの感情を表現する際に、ぜひ参考にしてみてください!